still be empty
薄暗い光が雑踏をより際出させていた
匂い、風、雰囲気どれを重ねても自分には心地よい
出店してる店のほとんどはブティックで
中には小さな本屋、コンビニ、軽食が食べれる店がある
とあるパソコンメーカーのショールームもあったが興味は無かった
そもそも地上からアプローチをするのが苦手な自分にとっていろんなビルとシンプルに繋がってる事が最大の利点だ
田舎の地下街でこんな調子なんだから都会だとどれくらい複雑なんだろ?
よく故郷から出た事の無い人は自分の事がよくわからないという
それは鎧をつける事をしなかった、必要性が無かった時から接してるためであり
その良さも悪さも案外気がついてないらしい
故郷は全身で感得してる物らしく
これは過去への旅でもあり自分を見つけるためでもある
受け売りはここまで後は自由に描こう
つづく
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