Monday, February 20, 2006

アーケード再考spiritual culture of mind

今では往年となってしまった日本のアーケード文化
70年代のインベーダーで産声を上げ
その後多種多様な発展を見せた
家庭用ではできない事
そのゲーセンに染み付いた思い出のような物
それはとてもじゃないが言葉で語り尽くせる物ではない
従ってここでもいつもの通り主観と個人的な追憶を述べる
ゲームセンター
最初に足を踏み入れたのは小学生高学年
SFC絶頂期に他には目もくれるはずもなかった自分を引きずり込んだのは
近代格闘ゲーの金字塔
カプコンのストリートファイタ−2
まるで実写をそのままアニメ化したような絵
それまでのコントローラーを圧巻した6ボタン
大味だった従来の格ゲーを刷新した絶妙なバランス
その当時の基板は
家庭用じゃ到底不可能な容量を使ったグラフィックと音楽だった
真っ暗でタバコの匂いが染み付き
掃除もまともにされていない不良の巣窟のような
空間にそれでもやりたいゲームがある
その一身に通いつめたのだが
ゲーセンにはいった当時はアップライト筐体はまれで画面をそのまま水平に置くテーブル筐体が主流だった
その当時のゲーセンは間とか障りとかが各筐体にあり
日本間の様なへだたった空間が無いのが特徴だった
自分にとっての次の衝撃はストリートファイター2の改良版
ダッシュの通信対戦だった
それまで一人で楽しむ事が主流だった対戦格闘を
見知らぬ猛者と無差別に対戦できる
嵐の様な物だった
この通信対戦は賛否両論だと思う
コメントも挨拶もなしに
乱入しては勝ち上がってゆく勝者にしか救いの無い
システムは
本当どうにかならなかったものか
ゲームセンターはサービスなど殆ど皆無で
そこに面白い基板があるかないかで決めていたが
飽きられればそこまでだ
とりあえず自分にとってスト2はそれはそれは大きい物だった
他社の亜流が星のように生まれ
ゲーセンといえば格ゲー
それまでシューティング パズル ドットイート
アクション
お世辞にもマニアックなタイトルが並んだゲームセンターを戦いの場に仕立てたその偉業を
カプコンに讃えたいと思う
その後ゲーセンで個人的に注目したのが
セガの放ったヴァーチャストライカーシリーズ
それまで多人数のキャラを同時に駆使した対戦ゲームが新鮮で
これも当時家庭用では再現不可だったジャンルを開拓したゲームだった
思うにここで個人的にアーケドは進化を緩めてしまった
98年で実質自分の中のアーケード史は終わった

ゲームセンター忙しく通う理由は
オンライン物の筐体が近頃はやりだしたのがある
麻雀
クイズ
アイドル育成
RPG?
全国にいる見知らぬ相手と手軽にゲームを楽しむ事ができる
家庭でもできそうなジャンルではあるが
やはりそこはゲーセン
画面の至る所にニヤリとする仕掛けが満載である

このまま細々と大型筐体やプライズ物で
生き延びては行けそうだが
ゲームの祖
いわゆる海の様な存在
ゲーセン
人の坩堝
永遠に思い出を閉じ込めておきたい
またネタがあったら語りたいと思う

0 Comments:

Post a Comment

<< Home