Tuesday, December 06, 2005

グリッドコンピューティング The cellⅠ

グリッドコンピューティングとはネットワークを介して複数のコンピューターを結ぶ事で
仮想的に高性能なコンピューターを作り
そこから必要なだけの処理能力や記憶容量を取り出して使うシステム

この訳から読み取れるように将来の回線速度は
膨大でしかも超高速な回線となってるはずだ
光通信は100M
ゲーム機は将来回線速度の高速化によって
サーバーにゲーム機を設置してコントローラーだけになると言った予測があった
cellの持つグリッドコンピューティング
大学や政府の研究機関でもないのにこんな機能は家庭用には不必要だなと個人的に思う

しかし機能向上のためにモデルチェンジを繰り返してきたゲーム機がこれで終止符を打たれる可能性はあるのだ

セルの説明を聞く限りでは
技術的な部分ばかりが目立って
エンジニアでもない一般ユーザーはいまいちピンと来ないかもしれない

超高速の回線スピードと
それを制御するOS
グラフィックチップにHDD

セルの壮大な理想をかなえるには他にもいっぱいハードルはある
殊にOSだけに話をしぼるとすれば
どんな用途に使えるのか
またサポートしてくれる会社は別に現れるのか

いろんな疑問にぶち当る
ブルーレイディスクをサポートしてるのなら動画の記録機能は欲しいし

それに伴うアプリケーションも欲しい

またsfcのマリオペイントやデザエモンのように
ユーザーがクリエイティブになれるソフトも欲しい

今までゲームという範疇を抜け出てなかったプロダクションツールがパソコンの延長というプレイステーション3で完成された時
海外のソフトで占められてるソフト産業が
国内で活性化する気配もある

個人的に国内のソフトメーカーにはインターフェイス、デザイン、機能

これらを十分に満たしてくれるアプリを量産してくれそうな気配だ

今回はセルの技術的な部分より
使用用途について考えたが
やはりどんなに優れたプロセッサを開発しても
それに伴うOSとアプリが付き添わなければただの石だ
個人的にまた思うのだが
第二のウィンテルの座よりアップルよりの
ポジションを期待している
一強皆弱の市場を巡って新しい戦いが始まる